宮津のお地蔵さんマップ

宮津市街地のお地蔵さんの祠を示すマップを作りました。
地図はこちらです。

およそ200箇所、確認しています。
(「宮津美しさ探検隊」さんの調査に基づいています)

マップ上の赤の印をクリックすると、お地蔵さん(ほこら)が見られます。
青い印は、以前は祀られていたが、現在はなくなっているところです。

散策のめやすのコースを赤、緑、青のラインで示しています。

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たとえば、こんな方たちが待っています。

2015年夏から2020年にかけて撮影しました。
一部の写真は、最新のものではありません。

まだ訪ねていないところもあります。
また、地区の事情により祠や地蔵が移動されたり、

まつられていない場合もありますので
ご了承ください。

 もし、間違いなど気づかれたことがありましたら、お知らせください。

写真集「宮津のお地蔵さん」

2020年11月、写真集「宮津のお地蔵さん」を制作しました。

A5判、96ページ。2015年~2020年にかけて撮影した

のべ150か所を掲載しています。

表紙は浜のお地蔵さん。柔和なお顔と鮮やかな青の衣が

印象的です。

写真集は浜町の「宮津まごころ市」で販売中。税込み880円

ご希望の方に、送料込みで1000円でお送りします。

当サイトへお問い合わせください。

 

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2019地蔵盆 小景~その2

今年は市街の西地区の一部をまわりました。
年に一度だけの催しなので
全貌を見るには何年もかかりそうです。

子どもがいなくなっても
組ごとに営々と続けているところが多いです。
「地蔵盆」をとおして地域の安全・幸福を祈り
それによって近所のつながりが
より深まってきたのだなあと思います。

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白柏で。観音様のお軸とともに。


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こちらには「地蔵尊」の額が。


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奥山道の地蔵さま。以前は峠にまつられていましたが

お世話しやすいようにふもとのお寺におろされたそうです。


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立派なお厨子。

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窓が開け放たれ、涼しい風が吹いていました。


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おまいりの人のために置かれたうちわ。

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初秋らしい、りんどうや鶏頭の花。

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お賽銭入れの桶に、
こどもが投げ込んだらしい積み木が。

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ご詠歌タイム。


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お厨子の扉の修理中。



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ガレージの一角に飾りつけられています。


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2019 地蔵盆 小景~その1


猛暑が続いた今年の夏でしたが

8月23日の地蔵盆当日はとても涼しかったです。

きれいにまつられたお地蔵さまをごらんください。
亀ヶ岡~松ヶ丘~漁師地区で。

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御殿飾りです。


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子安地蔵を中心に五体まつられています。
(下も)


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みごとなお厨子。一度見たら忘れられないお顔です。




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台や幕に工夫をして飾られています。



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地蔵盆の道具一式を大切に保管


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お地蔵団地も今日は幕をはり、お膳が供えてあります。
(下も)


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伐り出された竹に提灯が飾られています。

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お地蔵さんの前で、三世代でくつろがれています。


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敷き布に年季が入っています。

2018地蔵盆小景―その2

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2018年の地蔵盆、続いてまいります。

 

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亀ヶ岡で。おごそかなしつらえです。

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寄進者の名前が染められています。

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ここのお地蔵様は無彩色です。

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浪花で。夕刻、お供え物のとりわけが始まっていました。

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金屋谷で。「南無地蔵尊」の文字に迫力があります。

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万町で。

 

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小川で。

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大正11年8月新調。代々引き継がれてきています。

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おちょぼ口のお地蔵さま。

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柳縄手で。


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本町で。

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蛭子町で。街道の峠近くのお地蔵さまをおろしてきて
おまつりするそうです。

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やさしいお顔。果物とお菓子がだんだんに。

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お札が作られていました。

 

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松ヶ丘で。お厨子を仕舞っているところ。
この日は台風が近づいており、早めに片付けておられました。

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厨子の箱の内側。「明治」の文字があります。

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こちらは白柏で。片付けの最中。

 

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数日後、魚屋町で。
地蔵盆のなごりの花。

 

 

2018地蔵盆小景―その1

2018年8月23日、
この日も宮津のそこここでお地蔵さまがまつられました。
全部はとても回りきれませんでしたが、
華やかな雰囲気を見てください。

 

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吉原で。ガレージでおまつり。

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新しく塗り替えられたお顔。

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小さなお地蔵さまに、ひまわりが華やか。

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お膳とおだんご。

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鶴賀で。祠がきれいにまつられていました。

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一色稲荷のなかのお地蔵さま。

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本町で。お厨子がみごと。

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この子達が色を塗ったそうです。


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新浜で。年代もののパッチワークの敷き布。

 

 

03. トリオ

3体の地蔵がおさめられているところです。

近隣の地蔵が一緒ににまつられている場合が多いようです。

 

 ■ NO.88 魚屋 □□■

 

 

 

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 老舗旅館・清輝楼に隣接(南側)しています。
紫の色使いが鮮やかな、楽しいお地蔵さまです。
蓮は水色で図案のよう。
右端の赤い模様はなにかしら?
 

 

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■ NO.116 大久保 □□■

 

 

 

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うってかわって、濃い色づけの3体です。
蓮の花の描写もきれいですね。
座布団の上に安置されています。迫力があります。
           
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■ NO.170 外側 □□■

 

 

 

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 宮津小学校の入り口の左手にあります。
大きな祠で、周りに石塔があります。。

よおく見ると、あら、お地蔵さんは園芸のプランターに入れてあります。
きっと、安定がいいのでしょう。
奥には卍の模様がはいった朱色の布がかかっています。
 

 

祠の正面には鰐口(金属製の音具)がついています。
子授けと安産のお地蔵さんだそうです。

 

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■ NO.65 河原 □□■

 

 

 

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通りと路地の角に、道標とともに立っています。
姿のいい祠です。

 

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 どっしりと座る石の像。前の地蔵は新しいようです。
 

 

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なぜか、明太子のおにぎりが供えてありました。
重要文化財「旧三上家住宅」から道なりに北西に歩いたところです。

 

 

 

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■ NO.111 大久保 □□■

 

 

 

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 表情豊かな三体。中央と右の地蔵の蓮は1枚の絵のよう。
見ていると、こちらもだんだん、にんまりしてきます。

左の黄色のお地蔵の顔をもう一度。

 

 

 

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何か、いいことありそうな。
 
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■ NO.38 日吉 □□■

 

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卍は黄色で下部に統一。
光背や台座の描き方も図案化されています。
そして、お顔…。
右の方、どこぞで見かけたような。
三者会談ですね。

 

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■ NO.72 馬場先 □□■

 

 

 

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赤い前掛けが目に飛び込んできます。
隣のお宮も真っ赤です。
光背もあでやか、リズミカルです。

 

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■ NO.85 河原 □□■

 

 

 

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茶とブルー系のコントラストで印象に残ります。
鼻はL字、いや鉤鼻というのでしょうね。
ひきしまったお顔です。
最初に見たとき、三体で舟に乗り込んでいるように感じました。

ミップルの南西、西堀川沿いの公園、柳の木の下にあります。

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  NO.171 外側 □□■

 

 

 

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瓦葺きの屋根です。

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宮津駅のほど近く、合同庁舎への踏み切りの手前、線路沿いです。
左の像の光背を見てください。
すばらしい色づかい。アートの域ですね。
中央の赤の大胆さ。
左右の像は同じ人の筆のようです。

もともとは鉄道保線区の人たちがまつっていた
交通安全地蔵だそうです。


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05.六地蔵

 

 

「六地蔵」とは地蔵菩薩が六道(地獄・餓鬼・畜生・阿修羅・人・天)を
救済することにちなみ、六体の像を造立したのだそうです。
平安時代の末ごろにはその信仰が普及していたと言われます。

 

さて、宮津の六地蔵はオーソドックスなお姿のものから
個性的な彩色のものまで、多様です。

 

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如願寺の六地蔵です。バックの緑が映えます。
すがすがしい境内です。

次は、波路(はじ)の戒岩寺です。

 

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まん中の方はこんなお顔。

 

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次は宮村です。

 

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青、赤、黄色と鮮やかです。

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続いては山中地区で。

 

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くっきりと赤の光背が描かれています。
黒の衣はモダンですね。

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足元の中央に
小さな小さなおだんごが描かれています。

こちらは滝馬にて。

 

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緑、赤、青、黄色のバック。

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施主さんの名前が描かれています。

こちらは、本妙寺の入り口のお地蔵です。

 

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小さな2体の地蔵の前立ちとして六地蔵が。
お茶碗の大きさと比べてみてください。

 

次は小田地区で。
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年月を感じます。


次は、ちょっぴりこわいようなお地蔵さま。

 

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文殊、智恩寺の境内です。黒髪の女の方のように見えます。
衣がカラフルですね。
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さて、トリを飾ってもらうのは
滝馬にあるみごとなお堂。

 

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六地蔵のお堂に仏様の壁画があります。

 

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名人の筆の遊びといったおもむきです。

そして、お地蔵さまの下には
それぞれ昔話が!! 
いくつ、わかりますか。

 

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まいりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

04.コミュニティ

だんだん町の人口が減って、
お地蔵さんを共同でまつるところも多くなっています。
祠があっても、中はお留守、という場所も
見かけました。

 

■  NO.165 鶴賀 □□■

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5体のお地蔵さまです。左手前は如来か観音さまふう。
堂々としています。
京都北都信用金庫本店の大手川に面した壁面です。


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撮影しているとき、女性が自転車を止めて、おまいりしていかれました。

 

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■  NO.178 松原 □□■

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とてもカラフルなお地蔵さまたち。
思うままに絵筆を走らせているようです。


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まん中のオレンジの方は、ウインクしていますね。


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福をわけてもらえそうです。

 

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■NO.75  万年新地   □□■

 

 

 

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こちらは、お地蔵さま団地! 

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彩色されているのと、石の姿のままの地蔵がずらり。

 

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どのお地蔵さんの前にも、茶たくとお湯呑みが、丁寧に供えてあります。

 

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このお堂の前は線路の土手でした。

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■NO.191 宮村   □□■

 

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旭が丘の一角。天橋園さんの近くです。

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幼い子どもたちが色を塗ったのでしょうか。
あどけないお顔です。


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思い思いの前掛けもかわいらしいです。

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旭が丘の開発のとき、山を掘ったら出てきた、
という話を聞きました。

 

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■NO.201 波路  □□■

 

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古いお社があって、その手前の左側です。お社は屋根に覆われています。


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6体のお地蔵さんです。

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ハロー!

 

20150926_201d左の奥のお地蔵さんです。起こしちゃったかな。

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■NO.184 惣  □□■

 

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8体のお地蔵さんです。

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色があせてきているのもありますが、目力の強い方も!

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イェーイ!


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後ろから見たところです。屋根に特徴があります。

 

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■NO.157 滝馬 □□■

 

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色鮮やかな六地蔵です。「三界唯一心」と刻んであります。

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緑の色が新鮮です。

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施主さんの名前が書いてあります。


このお堂の左に小さい祠があり、
地蔵がそっと寝かせてありました。


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02.デュオ


ほこらの中に、お地蔵さんが2体(またはひとつの石に二体)
おさめられているところがあります。

 

■ NO.96 万町 □□

 

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おそろいのチェックの前掛け、色合いも同じです。
堂々とした大小の像です。
本町の西詰めから左、仏性寺へ続く道にあります。

 

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■ NO.61 住吉 □□

 

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こちらも立派なお地蔵です。
鮮やかな色づかい、特にオレンジが印象的ですね。
右のお地蔵には数珠がかけられています。

 

■ NO.58 蛭子町 □□

 

 

 

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二心一体、ポップな彩色。洗練されています。
手の組み方は違いますね。
白柏から滝上公園へ上がる道の左側です。

 

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■ NO.180 安智 □□

 

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赤いチェックの座布団にのって。光背がカラフルです。
髪も描かれています。
地蔵というより、子どもたちの仲間のようです。

 

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■ NO.102 万年 □□

 

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端正な面立ちの二体。光背は落ち着いた感じです。
右側は小さくて愛らしい。
桜山公園の坂の下です。

 

流造(ながれづくり)という様式でしょうか。
屋根の美しい祠です。

 

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■ NO.128 柳縄手 □□

 

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白をバックにくっきりと塗り分けられた光背。一部に黒の縁取りが。
お顔や拳の表現が楽しい。

 

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■ NO. 55  蛭子 □□

 

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左は色のバランスがきれいですね。
右はとても小さくかわいらしいお地蔵さまです。すぐ横の
花立の大きさと比べてみてください。
ゲストハウス「ハチハウス」の右手にあります。

 

 

 

■ NO.120 大久保 □□

 

 

 

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こちらもお揃いの衣装です。
頭に「らほつ」が描かれ、大仏さまふう。
「家内安全」「町内安全」の文字が見えますか。
大久保稲荷の近くです。

 

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■ NO.175 京口 □□

 

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有髪のお地蔵さま。おさなご、ですね。
柄物の前掛けもかわいい。
どこに撮影に行っても思いますが、
お地蔵さんはお花と一緒です。
京口橋から少し南です。

 

■ NO.122 宮本 □□

 

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このおおらかな表情。こちらもにっこり、笑いたくなります。
木の台に据えられています。くまさんも仲間ですね。
マルヤマテントさんの近くです。

 

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■ NO.81 小川 □□

 

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ピンクの色合いに目をみはります。
特に右側はモダンな表現ですね。
見性寺(蕪村寺)の前、道の左側です。

 

 

 

 

 

 

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