2016年1月 9日 (土)

セッション7  【 六地蔵 】

「六地蔵」とは地蔵菩薩が六道(地獄・餓鬼・畜生・阿修羅・人・天)を
救済することにちなみ、六体の像を造立したのだそうです。
平安時代の末ごろにはその信仰が普及していたと言われます。

さて、宮津の六地蔵はオーソドックスなお姿のものから
個性的な彩色のものまで、多様です。

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如願寺の六地蔵です。バックの緑が映えます。
すがすがしい境内です。

次は、波路(はじ)の戒岩寺です。

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まん中の方はこんなお顔。

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次は宮村です。

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青、赤、黄色と鮮やかです。

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続いては山中地区で。

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くっきりと赤の光背が描かれています。
黒の衣はモダンですね。

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足元の中央に
小さな小さなおだんごが描かれています。

こちらは滝馬にて。

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緑、赤、青、黄色のバック。

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施主さんの名前が描かれています。

こちらは、本妙寺の入り口のお地蔵です。

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小さな2体の地蔵の前立ちとして六地蔵が。
お茶碗の大きさと比べてみてください。

次は小田地区で。
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年月を感じます。


次は、ちょっぴりこわいようなお地蔵さま。

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文殊、智恩寺の境内です。黒髪の女の方のように見えます。
衣がカラフルですね。
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さて、トリを飾ってもらうのは
滝馬にあるみごとなお堂。

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六地蔵のお堂に仏様の壁画があります。

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名人の筆の遊びといったおもむきです。

そして、お地蔵さまの下には
それぞれ昔話が!! 
いくつ、わかりますか。

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まいりました。

2015年9月25日 (金)

セッション1 [こんなところに]

お地蔵さんの祠は、さりげないところにあります。

たとえば柳の下(NO.86/新浜)

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お稲荷さんの隣(NO.88/魚屋)

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コーラ自販機の横(NO.73/蛭子)

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もっとも、お地蔵さんの歴史のほうが古いのでしょうが。

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吸殻入れの横(NO.164/鶴賀)

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牛乳箱の前(NO.168/鶴賀)にも

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ガスボンベの上(NO.105/宮本)にだって鎮座しています。

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こちらは水路の上(NO.58,59/蛭子町)

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橋のたもと(No.160/鶴賀)

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裏はカトリック教会です。(NO.108 柳縄手)

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そして家と家のすきまに、すっぽり。(NO.94/魚屋)

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腰のあたりの高さに視線をおいて、左右をきょろきょろしながら
歩いてみてください。

2015年9月21日 (月)

セッション2 【 お顔拝見 】

地蔵菩薩の起源はインド。中国を経て日本に伝わりました。
日本では僧形(頭を丸く剃った円頂形)に作られるそうです。

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六地蔵です。真ん中は如来の像。オーソドックスなお姿です。

次も正統派。

20150908_104_2NO.104 宮本

右手に錫杖、左手に宝珠。庶民の願いに寄り添い、広く浸透した仏様です。
とくに子どもを守り神として信仰を集めてきました。

さて、ここからは宮津の彩色地蔵の数々をご覧下さい。
色彩が華やか、表情もさまざま。
子どもたちの手によるものは
奔放でユニークです。

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■ 端正&瞑想系 □□■

20150808_71NO.71 蛭子

20150808_97NO.97 金屋谷
神妙なお顔です。

20150911_130yanagiNO.130柳縄手

パステルカラー。ひょうひょうとした感じです。

20150829_91NO.91 新浜

これは、まつげでしょうか。

20150818_168_2NO.168 鶴賀

祈りの姿です。

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■ 微笑・ニッコリ系 □□■

20150908_103357NO.126 京街道

うふふ。

20150902_169NO.169 鶴賀

20150908_105NO.105 宮本

台座の花柄もかわいいですね。

まだまだいきますよ。

20150911_121NO.121 京街道

ナイストゥミーチュー!

20150926_201NO.201 波路
ニッカリ。

20150911_122NO.122 大久保

うーん、なんともキュートな、このお顔。
指も描いてあります。

20150908_178NO.178 松原

おや、神父さんもおられるのか?

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続いて

■ ファニー&ファンキー系 □□■

20150901_79NO.80 本町

なんの夢を見ているのやら。宙をただよっておられます。

20150920_52NO.52 宮町
ラ・ブ・リー。

20150926_200NO.200 波路

この地蔵は、顔を塗り残して石の色を生かしています。
インパクトありますね。

20150820_95NO.95 魚屋

お鼻が…黒うございます。

20150908_190_2NO.190 宮村

ぐいぐいっと、思い切りよく描かれた目鼻。

20150912_67NO.68 河原

…ふむ。衣装はラメ系!? 

20150903_m505NO.M505 鶴賀

おっ! これは…★☆ 
どなたかモデルがあるのかしら。親近感わきます。

20150920_48NO.47 川向

この貫禄、押し出し。青い頭部に厚い唇!
一度見たら、忘れられません。

では、最後に【異星人系】をば。

20150921_185NO.185 惣

わぁーっ。こう、きたか。

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NO.206 波路
光背が、波打っております。
○○ビーーーム!

20150926_206NO.206 波路

え!? ええええええええーーー

 

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2015年9月20日 (日)

セッション3 [ デュオ]


ほこらの中に、お地蔵さんが2体(またはひとつの石に二体)
おさめられているところがあります。

■ NO.96 万町 □□

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おそろいのチェックの前掛け、色合いも同じです。
堂々とした大小の像です。
本町の西詰めから左、仏性寺へ続く道にあります。

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■ NO.61 住吉 □□

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こちらも立派なお地蔵です。
鮮やかな色づかい、特にオレンジが印象的ですね。
右のお地蔵には数珠がかけられています。

■ NO.58 蛭子町 □□

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二心一体、ポップな彩色。洗練されています。
手の組み方は違いますね。
白柏から滝上公園へ上がる道の左側です。

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■ NO.180 安智 □□

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赤いチェックの座布団にのって。光背がカラフルです。
髪も描かれています。
地蔵というより、子どもたちの仲間のようです。

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■ NO.102 万年 □□

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端正な面立ちの二体。光背は落ち着いた感じです。
右側は小さくて愛らしい。
桜山公園の坂の下です。

流造(ながれづくり)という様式でしょうか。
屋根の美しい祠です。

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■ NO.128 柳縄手 □□

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白をバックにくっきりと塗り分けられた光背。一部に黒の縁取りが。
お顔や拳の表現が楽しい。

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■ NO. 55  蛭子 □□

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左は色のバランスがきれいですね。
右はとても小さくかわいらしいお地蔵さまです。すぐ横の
花立の大きさと比べてみてください。
ゲストハウス「ハチハウス」の右手にあります。

■ NO.120 大久保 □□

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こちらもお揃いの衣装です。
頭に「らほつ」が描かれ、大仏さまふう。
「家内安全」「町内安全」の文字が見えますか。
大久保稲荷の近くです。

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■ NO.175 京口 □□

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有髪のお地蔵さま。おさなご、ですね。
柄物の前掛けもかわいい。
どこに撮影に行っても思いますが、
お地蔵さんはお花と一緒です。
京口橋から少し南です。

■ NO.122 宮本 □□

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このおおらかな表情。こちらもにっこり、笑いたくなります。
木の台に据えられています。くまさんも仲間ですね。
マルヤマテントさんの近くです。

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■ NO.81 小川 □□

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ピンクの色合いに目をみはります。
特に右側はモダンな表現ですね。
見性寺(蕪村寺)の前、道の左側です。

2015年9月15日 (火)

セッション4  [ トリオ]

3体の地蔵がおさめられているところです。

近隣の地蔵が一緒ににまつられている場合が多いようです。

 ■ NO.88 魚屋 □□■

 

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 老舗旅館・清輝楼に隣接(南側)しています。
紫の色使いが鮮やかな、楽しいお地蔵さまです。
蓮は水色で図案のよう。
右端の赤い模様はなにかしら?
 

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■ NO.116 大久保 □□■

 

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うってかわって、濃い色づけの3体です。
蓮の花の描写もきれいですね。
座布団の上に安置されています。迫力があります。
           
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■ NO.170 外側 □□■

 

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 宮津小学校の入り口の左手にあります。
大きな祠で、周りに石塔があります。。

よおく見ると、あら、お地蔵さんは園芸のプランターに入れてあります。
きっと、安定がいいのでしょう。
奥には卍の模様がはいった朱色の布がかかっています。
 

祠の正面には鰐口(金属製の音具)がついています。
子授けと安産のお地蔵さんだそうです。

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■ NO.65 河原 □□■

 

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通りと路地の角に、道標とともに立っています。
姿のいい祠です。

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 どっしりと座る石の像。前の地蔵は新しいようです。
 

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なぜか、明太子のおにぎりが供えてありました。
重要文化財「旧三上家住宅」から道なりに北西に歩いたところです。

 

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■ NO.111 大久保 □□■

 

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 表情豊かな三体。中央と右の地蔵の蓮は1枚の絵のよう。
見ていると、こちらもだんだん、にんまりしてきます。

左の黄色のお地蔵の顔をもう一度。

 

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何か、いいことありそうな。
 
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■ NO.38 日吉 □□■

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卍は黄色で下部に統一。
光背や台座の描き方も図案化されています。
そして、お顔…。
右の方、どこぞで見かけたような。
三者会談ですね。

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■ NO.72 馬場先 □□■

 

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赤い前掛けが目に飛び込んできます。
隣のお宮も真っ赤です。
光背もあでやか、リズミカルです。

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■ NO.85 河原 □□■

 

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茶とブルー系のコントラストで印象に残ります。
鼻はL字、いや鉤鼻というのでしょうね。
ひきしまったお顔です。
最初に見たとき、三体で舟に乗り込んでいるように感じました。

ミップルの南西、西堀川沿いの公園、柳の木の下にあります。

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  NO.171 外側 □□■

 

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瓦葺きの屋根です。

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宮津駅のほど近く、合同庁舎への踏み切りの手前、線路沿いです。
左の像の光背を見てください。
すばらしい色づかい。アートの域ですね。
中央の赤の大胆さ。
左右の像は同じ人の筆のようです。

もともとは鉄道保線区の人たちがまつっていた
交通安全地蔵だそうです。


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2015年9月10日 (木)

セッション5 【コミュニティ】

だんだん町の人口が減って、
お地蔵さんを共同でまつるところも多くなっています。
祠があっても、中はお留守、という場所も
見かけました。

■  NO.165 鶴賀 □□■

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5体のお地蔵さまです。左手前は如来か観音さまふう。
堂々としています。
京都北都信用金庫本店の大手川に面した壁面です。


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撮影しているとき、女性が自転車を止めて、おまいりしていかれました。

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■  NO.178 松原 □□■

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とてもカラフルなお地蔵さまたち。
思うままに絵筆を走らせているようです。


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まん中のオレンジの方は、ウインクしていますね。


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福をわけてもらえそうです。

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■NO.75  万年新地   □□■

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こちらは、お地蔵さま団地! 

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彩色されているのと、石の姿のままの地蔵がずらり。

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どのお地蔵さんの前にも、茶たくとお湯呑みが、丁寧に供えてあります。

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このお堂の前は線路の土手でした。

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■NO.191 宮村   □□■

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旭が丘の一角。天橋園さんの近くです。

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幼い子どもたちが色を塗ったのでしょうか。
あどけないお顔です。


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思い思いの前掛けもかわいらしいです。

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旭が丘の開発のとき、山を掘ったら出てきた、
という話を聞きました。

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■NO.201 波路  □□■

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古いお社があって、その手前の左側です。お社は屋根に覆われています。


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6体のお地蔵さんです。

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ハロー!

20150926_201d左の奥のお地蔵さんです。起こしちゃったかな。

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■NO.184 惣  □□■

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8体のお地蔵さんです。

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色があせてきているのもありますが、目力の強い方も!

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イェーイ!


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後ろから見たところです。屋根に特徴があります。

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■NO.157 滝馬 □□■

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色鮮やかな六地蔵です。「三界唯一心」と刻んであります。

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緑の色が新鮮です。

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施主さんの名前が書いてあります。


このお堂の左に小さい祠があり、
地蔵がそっと寝かせてありました。


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2015年9月 1日 (火)

セッション6 【 祠(ほこら)いろいろ 】


お地蔵様の祠(ほこら)は一様ではありません。
よく見かけるのはこういうタイプ。木のほこらに
覆いがついています。



20150813_107_2NO.107 万町

 

20150902_115NO.115 柳縄手

20150902_188NO.188 吉原

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            *
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こちらは幕がかけられていて、お寺の雰囲気です。

20150808_82NO.82 金屋谷

20150828_160NO.160 鶴賀

 おごそかな感じが増しますね。

 

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さて、こちらは…。

20150903_113NO.113 宮本

 龍の彫り物が見えますか!

 

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 すばらしい!

 

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こちらは[NO.99万町]の龍です。
どんな人が彫ったのでしょう。


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20150926_46NO.46 漁師

20150926NO.49 漁師

20150926_50NO.50 漁師

いずれも台座とのバランスが美しいですね。
昔は、道しるべとして機能していたのでしょう。

このタイプでうなったのは、こちら。

20150920_53sirakasaeNO.53 白柏

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垂木も格子の扉も、全部、石造りです。 
この心意気!
如願寺川と白柏通りが交わる角です。



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次は木と石の折衷タイプ。

20150912_62sumiyosiNO.62 住吉

 石造りの屋根に木のほこら。

20150921_m511NO.43 漁師

ブロックを組み合わせた上に、木製の屋根がのっています。

20150808_74NO.74 万年

木の彫りの部分が嵌めこまれています。
町の人と一緒に、年を重ねてきたのですね。

20150927_147NO.147 金屋谷

木の屋根の一部が生かしてあります。
透かしの入ったレンガがアクセント。

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00877NO.77 万年町

20150908_178dNO.178 松原

この二つはレンガを積んでつくってありますが、
屋根にお堂の雰囲気が残っています。

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 次は珍しいガラス張り。

20150828_164NO.164 鶴賀

 

20150918_m507NO.M507 鶴賀

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こちらは屋根が二重です。


20150927_79NO.79 本町

前面に、木のアーチがデザインされています。

 

こちらも二重です。

20150926_199NO.199 波路

 大切にされているようすが伺えます。

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            *
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コンパクトタイプもあります。

20150920NO.56 宮町

20150921_93NO.M514 魚屋

必要なものが、きちっと組み込まれています。

20150912_67kawara20150911_122

ブラック&ホワイト。色合いも、作った人の思いのまま。
NO.67 河原(左)と NO.115 大久保 

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            *

おしゃれな3点をどうぞ。

20150920_52NO.52 宮町
屋根の勾配、白のトリミングが目を引きます。

20150912_171NO.71 蛭子町

なんともスタイリッシュです。松ヶ丘会館の横です。



20150921_41NO.41 漁師

これは、テラスハウス?!

実にバラエティーに富んでいます。
お地蔵さんが暮らしに溶け込み、

人々の思いによって代々守られてきたのだと
よくわかりました。
わが町ながら、あっぱれであります。