2016年8月25日 (木)

町を歩けば地蔵にあたる

宮津の町(京都府北部)には、お地蔵さんをまつっているところが240箇所余りあります。
城下町として栄えた江戸時代の中ごろからと伝わっています。
その多くは鮮やかに色づけされ、「化粧地蔵」「彩色地蔵」と呼ばれます。
地蔵に彩色する習俗は、京都からつたわったと言われていますが、
特に丹後から若狭にかけては地蔵の全身、後光も描き、極彩色に近い
色付けをするのが特徴です。

たとえば、こんなふうです。

20150807_186c2NO.186/吉原

このお地蔵さんは両手の組み方に特徴があり、光背(仏の後光をあらわす)の配色も大胆です。

町内の組ごとに地蔵当番があり、こまめにそうじをして花や水をかえ、
大切にまつっています。
やかんなどに水をくんで、お地蔵さんの祠に通う姿、
通りがかりにそっと手を合わせる姿…。
祖母たち、母たちのしていることを見て、
暮らしのなかに自然に根付いてる習慣です。

毎年8月23日の地蔵盆には、子どもたちや地域の人の手によって、
多くが塗り直されてきました。
最近では、子どもが少ない地域は専門の工房に塗装をお願いするところもあります。
まつる人がいなくなって、お寺に守をお願いするところもあります。

いずれにしても、一体一体表情が異なり、見ていて飽きません。

実は上の地蔵は2014年に塗られたお姿。
2015年にはこんなふうに色づけされました。

20150902_186_2

口紅が加わり、衣の色も変わっています。

そして2016年夏は、このお姿に変わりました。
ぞうりを履いておられますね。

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そして20017年夏のお姿がこちらです。

20170823_154900



宮津の町を歩いて、たくさんのお地蔵さんに出会ってみてください。

※フェイスブックには「宮津のお地蔵sanpo」ページがあります。

2015年9月25日 (金)

こんなところに

お地蔵さんの祠は、さりげないところにあります。

 

たとえば柳の下(NO.86/新浜)

 

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お稲荷さんの隣(NO.88/魚屋)

 

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コーラ自販機の横(NO.73/蛭子)

 

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もっとも、お地蔵さんの歴史のほうが古いのでしょうが。

 

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吸殻入れの横(NO.164/鶴賀)

 

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牛乳箱の前(NO.168/鶴賀)にも

 

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ガスボンベの上(NO.105/宮本)にだって鎮座しています。

 

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こちらは水路の上(NO.58,59/蛭子町)

 

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橋のたもと(No.160/鶴賀)

 

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裏はカトリック教会です。(NO.108 柳縄手)

 

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そして家と家のすきまに、すっぽり。(NO.94/魚屋)

 

9420150820_94

 

 

 

腰のあたりの高さに視線をおいて、左右をきょろきょろしながら
歩いてみてください。

 

 

 

 

 

 

2015年9月 1日 (火)

祠(ほこら)のいろいろ 


お地蔵様の祠(ほこら)は一様ではありません。
よく見かけるのはこういうタイプ。木のほこらに
覆いがついています。



20150813_107_2NO.107 万町

 

 

 

20150902_115NO.115 柳縄手

 

20150902_188NO.188 吉原

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こちらは幕がかけられていて、お寺の雰囲気です。

 

20150808_82NO.82 金屋谷

 

20150828_160NO.160 鶴賀

 

 おごそかな感じが増しますね。

 

 

 

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さて、こちらは…。

 

20150903_113NO.113 宮本

 

 龍の彫り物が見えますか!

 

 

 

20150903_113_2

 

 すばらしい!

 

 

 

20150813_99

こちらは[NO.99万町]の龍です。
どんな人が彫ったのでしょう。


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20150926_46NO.46 漁師

 

20150926NO.49 漁師

 

20150926_50NO.50 漁師

 

いずれも台座とのバランスが美しいですね。
昔は、道しるべとして機能していたのでしょう。

 

このタイプでうなったのは、こちら。

 

20150920_53sirakasaeNO.53 白柏

 

20150920_53sirakase_2

垂木も格子の扉も、全部、石造りです。 
この心意気!
如願寺川と白柏通りが交わる角です。



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次は木と石の折衷タイプ。

 

20150912_62sumiyosiNO.62 住吉

 

 石造りの屋根に木のほこら。

 

 

 

20150921_m511NO.43 漁師

ブロックを組み合わせた上に、木製の屋根がのっています。

 

 

 

20150808_74NO.74 万年

 

木の彫りの部分が嵌めこまれています。
町の人と一緒に、年を重ねてきたのですね。

 

20150927_147NO.147 金屋谷

木の屋根の一部が生かしてあります。
透かしの入ったレンガがアクセント。

 

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00877NO.77 万年町

 

20150908_178dNO.178 松原

 

この二つはレンガを積んでつくってありますが、
屋根にお堂の雰囲気が残っています。

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 次は珍しいガラス張り。

 

 

 

20150828_164NO.164 鶴賀

 

 

 

20150918_m507NO.M507 鶴賀

 

 

 

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こちらは屋根が二重です。


20150927_79NO.79 本町

前面に、木のアーチがデザインされています。

 

 

 

こちらも二重です。

20150926_199NO.199 波路

 

 大切にされているようすが伺えます。

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コンパクトタイプもあります。

 

20150920NO.56 宮町

 

20150921_93NO.M514 魚屋

 

必要なものが、きちっと組み込まれています。

 

 

 

20150912_67kawara20150911_122

ブラック&ホワイト。色合いも、作った人の思いのまま。
NO.67 河原(左)と NO.115 大久保 

 

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おしゃれな3点をどうぞ。

 

20150920_52NO.52 宮町
屋根の勾配、白のトリミングが目を引きます。

 

 

 

20150912_171NO.71 蛭子町

 

なんともスタイリッシュです。松ヶ丘会館の横です。

 



20150921_41NO.41 漁師

 

これは、テラスハウス?!

 

 

 

実にバラエティーに富んでいます。
お地蔵さんが暮らしに溶け込み、

人々の思いによって代々守られてきたのだと
よくわかりました。
わが町ながら、あっぱれであります。